「NICHIAではたらく」を知るマガジンNICHIA'S VOICENICHIA'S VOICE

企業

2025.04.28

【踏み出すあなたに贈る言葉】面白いことに挑戦しよう。そして未来を切り拓こう。

常務取締役
管理本部長 人事本部管掌粟谷 圭吾

やりたいことに躊躇なく挑戦できる。それがNICHIAの企業風土

NICHIAは、これまでに世の中を変えるような商品を次々と生み出し、現在もグローバル市場でトップを走り続けている会社です。自ら技術を生み出し、世界中のお客様と直接対話し、もし不具合が出たときには徹底的に原因究明するスタイルで、技術力や品質を高めてきました。
ここには世界が認める「NICHIAにしかない技術」が数多ありますが、それらを創り出してきたのは、他でもないNICHIAの従業員たち。そしてその背景には、やりたいことに躊躇なく挑戦できる自由闊達な企業風土があります。

 

上下関係を感じさせないフラットな職場

NICHIAは、今では9000人を超える規模の会社に成長していますが、創業当時の従業員はわずか18人でした。70年の間に様々な専門性や経験や思考を持った人材が集まり、転職者も新卒社員もこの企業風土に馴染みながら、渾然一体となって今のNICHIAを形づくってきました。
NICHIAは、ちょっと変わった会社なんです。
実はNICHIAには社長室も役員室もありません。役員と社員がワンフロアで一緒に仕事をしています。日常的に距離が近いから、社員が役員に明日の予定なんかを気軽に尋ねるシーンもよく見かけます。しかも、誰に対しても呼び方は「〜さん」です。新入社員でも、私を「粟谷さん」と呼ぶのが当たり前。そんな環境だから、話すのにも上下の壁を感じていないように思います。
このフラットな関係は、仕事の上でも変わりません。意見の重みに役職はない、そんな価値観が浸透している会社です。

 

失敗は、うまくいかない方法の発見

NICHIAの先輩たちは、失敗に失敗を重ねてLEDなどの開発に成功してきました。そういう失敗こそが経験であり自分の成長につながるということを、新しい社員にも実感していただきたいと思っています。
一例ですが、単結晶を作る実験にはサファイア基板という高価な材料を使います。実験の条件や方法は何十万通りもあるわけですから、容易に成功に辿り着けるものではありません。コストが掛かり過ぎるので、ある大手企業の研究チームは基板を1日1枚しか使うことができず、1つの実験で1日を終えていたといいます。
ところがNICHIAでは、20代の若手技術者がサファイア基盤を平気で何枚も使っていました。そういう技術者が何人もいて、実験機械も複数台ある。来る日も来る日も失敗している。当然、失敗している回数が全く違います。だからこそ成功に結びつくのです。
つまり、NICHIAは失敗をマイナスとは捉えないということ。「この方法ではダメだということを発見した」と考えます。失敗に対する非難や責任追及がないから、技術者たちは安心して自由に挑戦できるのです。

 

自分の可能性にフタをしないでほしい。

今後、人として、社会人として成長するためには、自分の天井を自分で作ってはいけません。
限界に見える壁があるなら、越えるために踏み出す意欲、勇気を持ってください。やりたいことがあるなら、自分らしく挑戦し、ぜひカタチにしてください。何かを成し遂げる喜びは、困難が大きいほど大きい。それが仲間と成し遂げたものなら、さらに大きくなるはずです。
NICHIAには、自分がやりたいことに挑戦しやすい環境と、失敗を非難しない風土があります。
刺激のある環境ですから、入社したらやりたいことが色々見つかるでしょう。好奇心が湧いたら、ためらうことなく一歩踏み出してください。
長い人生、生きがいを持って自分らしく生きてほしい。そしていつか振り返った時に、「自分がコレをやったのだ」と言える何か残せる場を提供できる会社でありたいと思っています。

 

あなたの周りには、あなたの成長を喜んでいる人が沢山いる

最後に、これからNICHIAの仲間になろうとしている方に、もうひとつ。
以前、新人課長の研修で「部下の推薦状を書く」という課題を出したことがありました。驚くことに、どの課長もほんの数分で推薦状を書き上げてくれました。これは推薦したい部下が身近にいるということであり、その人の良いところが既にインプットされていたということ。部下の立場から見れば、それだけ温かく見ていてくれる上司が近くにいるということです。
挑戦というのは自分を成長させてくれるものです。しかし、自分ひとりだけのものではありません。
あなたの成長を望み、背中を押し、あなたと同じくらい喜んでいる人が周りに沢山いるということを、ぜひ覚えておいてくださいね。

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