NICHIAについてAbout us
企業理念Philosophy
— より明るい世界のために
限りなき研究を —
NICHIAは、エネルギーを光に変える蛍光体によって事業の翼を拡げ、
世界に二つとない“LED・LD”の技術で、
車載・情報通信・医療など多くの分野にイノベーションを起こしてきました。
また、歴史の中で培った知識・技術を礎にリチウムイオン電池用正極材料を開発し、
現在では世界屈指のシェアを有するメーカーとなっています。
全社に通底するのは、「Ever Researching For a Brighter World」の理念。
全員が持ち場で工夫や思考を重ね、
製品の本質を磨き上げて世の中に貢献するという強い想いです。
追い求めるのは、Brighter World─希望のある輝かしい未来。
独創的なものつくりによって、
これからも革新的なキーマテリアル・キーデバイスを創出していきます。
事業領域Business Domain
光とエネルギーの、
まだ見ぬ可能性を創り出す
NICHIAは多彩なコア技術を組み合わせ、LED・LDなどの光半導体デバイス/モジュールと、正極材料など化学品(マテリアル)の開発・製造を行っています。比類なき研究開発力と内製化された生産技術を両輪として、次世代技術にソリューションを提供。自動車や医療、情報通信、家電など多彩な分野のお客様を通して社会に展開されています。

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光半導体事業
- LED(発光ダイオード)
- LD(半導体レーザー)
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化学品事業
- 正極材料
- 磁性材料
- 蛍光体
- 有機金属錯体
- ファインケミカル(電子材料、医薬品原料、食品添加物)
- 真空蒸着材料
主な製品
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- 光半導体
世界を驚かせた革新の光LED(発光ダイオード)
20世紀中の開発は困難といわれた青色LEDをはじめ、白色LED、紫外線LEDを送り出し、世界中に技術革新をもたらしたNICHIA。白色LEDのシェアは世界トップクラス。さらに光の波長や機能を追究し、活用領域を拡大しています。
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- 化学品
世界に選ばれる高品質Li電池材料正極材料
リチウムイオン電池用正極材料は、スマートフォンやモバイルPCのバッテリーとして広く利用されてきました。今後は電気自動車や蓄電システムでの需要増加が見込まれ、NICHIAも市場拡大を図っていきます。
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- 光半導体
応用開発が進む次世代の光デバイスLD(半導体レーザー)
NICHIAが世界に先駆けて開発した窒化物半導体レーザー“LD”は、その指向性の高さ・制御しやすさを活かし、プロジェクターや光ディスク、産業用、車載用などに展開。波⻑の幅を広げ、新たな可能性に挑みます。
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- 化学品
磁性材の世代交代を狙う新素材磁性材料
蛍光体で培った粉末合成技術を活かし、SmFeN(サマリウム鉄窒素)の磁性粉末を製造。錆びにくく形状自由度の高いボンド磁⽯は、電子部品から産業用ロボット、自動車、ロボットへと活用の幅を広げています。
研究・ものつくりの風土NICHIA Style
一極化された生産拠点は、
“ほんものつくり”の聖地
持続的成長のため、
設備・研究に異次元の先行投資
NICHIAはものつくりの拠点を創業の地・徳島に一極化することでシナジーを強化し、積極的な設備投資と改善によって生産力・対応力を拡大。また、研究開発を重視し、目先にとらわれることなく研究に熱中できる環境を用意しています。

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- 設備投資
- 3,558億円
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- 研究開発費
- 2,078億円
(2020年~2024年の合計)
機械・電気電子・情報など
多分野の叡智を結集し、
生産設備・システムを自社開発・製作
“ものつくり”の企業としてグローバルな次世代製品対応や精緻な仕様のニーズに応えるには、生産設備や検査機器の開発・自動化こそが最も重要な使命になります。
だからこそNICHIAは生産設備・システムの内製化にこだわり、機械、電気・電子、情報分野を中心とするあらゆる分野の叡智を結集した生産体制は世界一。そのために好奇心・チャレンジ精神旺盛な人材を採用し、スキルアップや働きやすさ向上を全社的にバックアップしています。

「面白いことがあれば、
やってみなさい」
経営層との距離が近く、即断即決。経営陣と従業員が同じフロアで過ごし、向上心がある社員に対しては「やってみたいことをやってみなさい」がポリシー。 そんな風通しのよさがNICHIAらしさです。
「一、勉強しよう」「一、よく考えてよく働こう」「一、そして世界一の商品を創ろう」をスローガンに、立ちはだかる壁を打ち破る社風があります。

国内外で7000件の特許を保有
研究開発成果を守る知財管理体制
全世界での知的財産権の権利化や契約を行う専門チームが、研究者が根気強く追い求めた成果を特許に変え、その保護と活用を進めています。その数、国内外で7000件。
一方で、技術力と知的財産権は必ずしも一致するものではなく、技術力の根幹は権利化されない現場の創意工夫で成り立っていると明文化。無数の努力の価値にしっかりと目を向ける土壌があります。

企業規模NICHIA Scale
安定経営を基盤に、
世界のニーズに応える成長企業
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売上高(連結)
- 3,970億円
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自己資本比率
- 91.5%
(2024年12月期)
強固な財務基盤
長期的な視点と本物志向がもたらした安定経営。財務基盤は強固で死角はありません。しっかりと地に足をつけて地道に本業にいそしんでいます。
3つの拠点で光とエネルギーを研究開発
徳島研究所では、長期的視点に立った光とエネルギーの研究開発を行っています。
横浜研究所では光とエネルギーの先端技術の研究を、諏訪技術センターでは光半導体の応用商品の開発を行っています。
日本でつくり、世界に売る
生産は創業の地徳島に一極集中。海外販売拠点として、世界11か国に16拠点を構え、
製品理解とお客様との絆を深めるために、代理店を挟まない直販体制で販売を行っています。


社会貢献Sustainability
地域に深く根を張りながら、
環境保全とサステナブル社会の実現を後押しする
創業時から環境を大切に考え、地域密着で事業を続けてきたNICHIA。その強さ・やさしさを抱いた“本物のものつくり”を通してカーボンニュートラルや脱水銀の動きを後押しし、サステナブル社会の実現に貢献しています。
脱炭素・脱水銀社会へ
世界的にカーボンニュートラルが進む中、省電力・長寿命・廃棄物の少ない当社製品群はその推進を後押してきました。また、2023年には欧州において水銀を含有するランプの製造・販売が禁止となり、水銀フリーのLED・LDへの置き換えが進んでいます。

希少生物の保護・育成施設
本社構内に、絶滅危惧種オヤニラミやチョウザメなどの希少生物を保護・育成する水族館や、蛍の育成施設を設置。生物多様性の保全に貢献し、環境意識を高めています。
環境保全活動
環境活動への寄付・支援を続けているほか、絶滅危惧種の淡水魚カワバタモロコの保護・保全活動に協力。2015年には環境省「グッドライフアワード特別賞」を受賞しました。

産学連携の研究開発
最先端のものつくりを世界に発信する企業として、NICHIAは国内の大学・研究機関を支援しています。また、2021年より「徳島国際サイエンス研究所(TISI)」を始動させ、国内外の大学との連携による先端科学分野の国際共同研究を展開しています。

多彩な地域貢献活動
地域の環境保全活動や地域振興に関わる様々な支援・参加を行っています。また、2013年に「日亜ふるさと振興財団」を設立。自然環境の保全、科学技術及び文化・芸術の振興に関わる徳島県内の団体を支援しています。
